この記事ではハワイ旅行をする際に、ちょっとワイキキから離れた場所でアクティブに体を動かしたいという方にオススメの場所を紹介します。
それが「ココヘッド」という山登り!
(「ココヘッドトレイル」とも言います。)
すでにあちこちのガイドブックや旅行サイト等で紹介されていてご存知の方も多いかもしれませんが、当ブログでも僕の体験談として紹介したいと思いました。
もちろん山登りなので無料ですよ!
「ワイキキからちょっと遠出したいけど、どこがいいかな〜」なんて考えている人のスケジュールに加えてみてもいいと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
あ、後半には頂上からの風景写真も載せていますので、ネタバレが嫌だという人にはスミマセンと先に謝っておきます!
体力のない人にはオススメできないココヘッド登頂
最初にお伝えしておくと、例えば病気を患ってて体力がない人(もしくは病後などで体力の落ちている人)や、足などを怪我しているという人は止めておきましょう。
オススメできません。
というのも、ワイキキから離れているので何かあった時にすぐにホテル等に戻れないというのと、登山の途中に休憩する場所がないからです。
(ちなみに日陰になるところもほぼないです。)
なので自信のない方は無理せずに、体力がついたと思える次回以降のハワイ旅行に取っておいてくださいね。
ココヘッドの場所と行き方(自転車でもOK)
ではまずココヘッドがどの辺りになるのかの地図を貼っておきます。
ここはワイキキから約20kmほど離れた場所です。
可能であれば車で来ることをオススメします。
無料駐車場もありますし、車なら大体30分くらいで到着しますので!

ワイキキからココヘッドまでの車での行程です。
ちなみに僕は自転車で行ったんですよ。

レンタサイクルです。お尻が痛いイスのやつです。
しかも出発はワイキキの中でも最西端とも言えるヒルトン・ハワイアンビレッジから。
遠すぎましたw
さっきと同じマップでの自転車の行程図ですと、大体1時間半くらいで到着することになります。

自転車での行程。我ながらよく行ったなと思います。
ただし、この行程には「山登り」が含まれています。
ワイキキの東端に位置するランドマーク「ダイヤモンドヘッド」という山があるのですが、位置的にはこれを越えてさらに先にあるのがココヘッド。
つまり、一度このダイヤモンドヘッドを越える(=山登りをする)必要があり、平坦な道を20km進むのとはワケが違うんですよね。
当時は全然そんなこと考えていなくて、単なる勢いだけで出発したものです。
途中でものすっごく後悔しましたw

わかります?この急勾配。こんなのがめっちゃあります。
ただそれも全て終わってみれば達成感という名の喜びに変わりましたので、どちらの方法を取ってもいいと思います。
それでもやはり体力のない方はやめておきましょう。
だって来た道を帰るので、最後も登山することになるからw
ちなみにダイヤモンドヘッドは標高約230mで、ココヘッドが370mくらいです。
予備知識として、どうぞ。
立ち寄るならRainbow DRIVE-IN
そうそう、もし朝早くに出発するのでしたら、Rainbow DRIVE-INに立ち寄ってみてはいかがでしょう?
こちらも有名なプレートランチのお店ですが、ハワイ出身の元・アメリカ大統領のオバマさんが帰省の際に立ち寄るお店として知られています。
位置的にはワイキキを出てすぐなので、朝食として食べていってもいいでしょうし、To go(持ち帰り)してココヘッド登頂前に食べるのもいいかもしれません。

レインボーは朝からずっと賑わってます。
ココヘッドへはハワイカイという高級住宅地を抜ける
車にしても自転車にしても、ここを左折することでココヘッドの入り口の方へ向かうことになります。
(車で向かって左折するのが恐ければ「右折→右折」としてクルッと回ればいけますよ。)

左手にココ・マリーナ・センター(後述)が見えたら左折。
このあたりはハワイカイという高級住宅地。
場所によっては数億円クラスの家が立ち並ぶ地域です。
さすがお金持ちエリアだからか、辺りは静かで、綺麗な感じで気持ちいいです。
そういえば、ここら辺に住んでいるという日本人の老夫婦に会いました。
とても物腰の柔らかい方達で、近くのおすすめスポットも教えてくれました。
残念ながらそのスポットは時間と体力の都合で行けませんでしたが、いつか必ず行ってみたいと思っています。
(念願叶えばまた記事にします!)
まぁハワイカイに限らず、ハワイには高級住宅エリアが結構ありますよね。
さっき話したダイヤモンドヘッドを超えたあたりはカハラという高級住宅地ですし、そもそもワイキキも地価が高すぎるエリア。
それらを間近で見て感じるだけでもなんとなく気持ちよくなるのは、やはり良い気が流れているからかもしれない・・・です。
そしてそこには良い人が多く集まるということ。
・・・僕もそんな場所にいつか住みたいっ!!!

船を持っている邸宅が多いこと多いこと。
ココヘッドは真っ直ぐ登るのが特徴!
さて、前置きが超長くなりまして申し訳ない。
いよいよココヘッドを紹介します。
まずは少し離れた場所から見た写真です。

先の画像の道を左折せずに少し進んだところから撮影しています。
これはココヘッドを真横から見たものなんですが、この向かって左側から登ることになります。
写真では小さすぎて見えませんが、実は登っている人が見えるんですよ。
普通、登山といえば少し迂回しながら登ったり、山肌に沿ってぐるっと回って登ったりするのが多いと思います。
それってつまり、「斜めに少しずつ登る」という感じだと思います。
しかしココヘッドはそうではなく、「山肌に作られた階段を真っ直ぐ登っていく」という種類の登山なんです。

真っ直ぐ道が伸びているのが見えますか?
これは別の日時にズームして撮影したものですが、ただただ真っ直ぐ伸びる道(階段)があって、それを登るという修行のような登山なんです。
何度も言うようですが、体力のない人は気をつけてくださいませ。
ココヘッドの入口から頂上まで写真を掲載(ネタバレ注意)
ではまず登山入り口の写真から。

電線にぶら下げられたシューズ・・・
なぜか電線に靴がぶら下がっています。
何かの意味が有るのか無いのか、それはわかりません!

登山者への注意書きがあります。よく読むように!
一応登山者に注意事項を書いています。
しっかり読んで、気合い入れて行きましょう!
(僕は読んでません)

いよいよココヘッドを登っていきます・・・!
写真でわかりにくいかもしれませんが、道が真っ直ぐ続いているのが見えますでしょうか?
あなたは今からこれを登るのです。

果てしなく続く真っ直ぐな階段・・・!
先ほどから「階段」という表現をしていますが、正確には線路の枕木なんですよ。
もともとトロッコを使って山頂と麓で物資を運搬していたということらしく、そのトロッコの線路がそのまま残っているんです。
この枕木の幅がまちまちで、しかも広い!
一段ずつ登れる歩幅になっていたらまだマシなんですが、170cmの僕が大股で次の枕木に足が届くくらいの感覚で置かれているんです。
だから一度砂地に足を置いて、次の枕木(または砂地)まで足を伸ばすという行動が必要になります。
その半歩分だけ足を動かさないといけないというのが、余計に歩数が増えて疲労が蓄積される原因です。
(理解しにくい文章ですみません!)
さらにこの枕木、デカいんですよ・・・
40〜50cmくらい足を上げないと登れないので、普段通勤などで上り下りしている階段をイメージすると痛い目にあいます。
こんな急角度で線路を作って、一体当時はどうやって物資を運搬していたのか知りたいです。
けど、しんどいなりに得るものはあって、それが途中で振り返った時の風景!

写真で伝わるかわかりませんが、超綺麗なんですよ。
こういうのを見たらまた元気になるんですよね。
で、どんどん登って行きます。
(息は上がりまくってゼイゼイ言ってましたがw)
すると山の中腹あたりで「吊り橋状態」になっている線路のエリアに出くわします。

みんな恐る恐る渡っていきます。

途中破損している箇所もあります。下は数メートル空間があります!
これ、今までのように枕木が地面に接しているんじゃなくて、完全に数mほど浮いているんですよ。
一応迂回できるように脇道が作られてはいるんですが、この写真のように多くの人はこの吊り橋状態の線路を渡ってきます。
僕?もちろん渡りました!!!
ただこれ恐ろしいことに、ちょうど吊り橋の中央辺りまで来たところで向かって左側のスペースに「蜂の巣」ができておりまして・・・
今もまだあるかは不明ですが、そこを通る時は超怖かったです。
上の写真でみんな右側を通ってるでしょ?
それは蜂の巣を避けるためなんですね〜。
ほんとこの時はどうしようかと思いました。
何事もなくてよかったですw
ココヘッドの頂上は最高に気持ち良い!
そんなこんなで危険な吊り橋も越え、ついに頂上へ到着!

頂上からの眺め!空が近くなりました。
これはさっき通ってきたハワイカイの方を向いたもの!
高級住宅地を眼下に見下ろした!
気持ちいい!!(いろんな意味で)

有名な「ハナウマベイ」の方向です。
これはハナウマベイというシュノーケリングで有名なビーチの方を向いたもの。
水平線がやばいです。
綺麗すぎ!

海と雲、木々の緑が最高です。
これは北東方向を向いたもので、ここからははっきり見えませんがマカプウ灯台やシーライフパークのある方向です。
いや〜見晴らしが良い!

コンクリート壁にはアメリカっぽいアートが。
頂上にある小屋にはグラフィティがありました。
カッコイイぜアメリカ!
カッコイイぜココヘッド!!

ABCストアで12ドルくらいで買ったサンダル。履きやすいです。
実はこの登山、サンダルで来ちゃったんですよね〜。
サンダル自体は底が薄いわけでもなくて履きやすかったですし、足は蒸れなくてよかったのです。
が、ホテルに戻って脱いだら足の裏の皮めくれてたし日焼けしまくっててめちゃくちゃ痛かったです。
これもいい思い出ですw

こちら下山する時の写真。ジェットコースターの降りる時の光景に似てます。
登るのが大変だったので降りるのは楽かと思いきや、当然そんなことは全くありません。
むしろ降りる時の方が足や膝にかかるダメージが相当大きいです。
そして角度が急すぎて道の途中が見えません。
てか、普通にコワイです。

自分の方はぼかしときますね。
彼は登山の帰りに知り合ったリチャードという男。
僕はバスケが好きなので、バスケのユニフォームを身につけていたという理由だけで声をかけてみました。
キャップはアメフトですがw
真っ直ぐ登ったので真っ直ぐ降りたら戻れると思っていたのですが、駐車場から入り口までのちょっと入り組んだ道のどこかで迷ってしまったんですよ。
で、先に迷っていたのが彼でしたw
「Are you lost?」「Yes」「Really? Me too」「HAHAHA」という感じで、適当に会話?して一緒に駐車場まで戻りましたw
「おのぼりさん」な僕なので、迷った記念に一緒に写真を撮ってもらったというわけです。
(FacebookのIDも聞いときゃよかった・・・)
ココヘッドでトレーニング?
現地の方かはわかりませんが、「トレーニング」として利用されている方も結構いらっしゃいました。
このキツイ階段を軽快な足取りで登ったり降りたりと、見ていて「スゲェ!膝に悪そう!」と思いましたよw
ちなみに結構太めの体型の方も何人もいらっしゃいました。
ダイエットコースにしてはハードすぎますけど、そういう人もいたという情報提供ということで。
そういえばここまで書いてて思い出したのですが、足(股関節?)に障害を抱えている、両手に杖を持った中学生くらいの女の子も家族で登っていました。
こちらもすごかったです。
女の子は泣きそうになり、ちょっと悲鳴に近い叫びをあげながら登ってて、けど両親は叱咤激励しているというカオスな状況。
何というスパルタ・・・と思ったんですが、「大人になって弱音を吐かないようにするための両親の愛の形」なんだろうなと勝手に理解していました。
ココヘッドはそんな使い方もできるみたいです。
まとめ
・・・そんなこんなで、まとめます。
ココヘッドはワイキキから少し離れた場所に位置する「アクティブ系の登山」と言えます。
同じ登山でもダイヤモンドヘッドは子どもからご年配の方まで行程をゆっくり楽しめますが、こちらはそこそこ体力のある方でないと正直キツイと感じました。
登頂時間は往復で2時間くらいあれば十分でしょうか。
頂上は少しだけ開けていて、コンクリートでできている小屋(さっきのグラフィティのやつ)があるくらいの何もない山ですが、頂上からの見晴らしは最高!
そして太陽が近いぶん地上より暑いんですが、風があってとっっっっても気持ちいいです。
また、もし頂上までたどり着けなくても、途中から見える風景もとても気持ちよく、それを見るためだけでも行ってみる価値はあります!
ただし最初の方にも書きましたが、途中で休める日陰のあるスポットは一切無いので、気をつけて。
日焼け止めの準備、つばの広い帽子やサングラスなどでの体の保護をして、お水やスポーツドリンクなどの回復アイテムは必ず持って行ってくださいね。
あと、運動に向いたシューズも履いておくのは当然です。
僕は上記アイテムを水1本以外持って行ってませんでしたが・・・
あ、登っている途中は近くにある「ココヘッド・ガンクラブ」という射撃場でのライフルの音が聞こえます。
「バーン!」「バーン!」って感じでBGMだと思っててくださいw
できれば車で来ることをおすすめしますが、肉体派の方は自転車も面白いですよ〜。
(僕は肉体派ではない)
帰りは「ココ・マリーナ・センター」へ立ち寄ってゆっくり食事を取って帰るもよし、僕みたいに謎のエナジードリンクを飲んでガッツで帰るもよしです。

謎ドリンク。1ドルくらいの青い液体。うまかったけどw
今回ご紹介したココヘッドは、「ちょっとワイキキから離れた場所でアクティブに体を動かしたい」という方には本気でオススメしますので、ぜひ旅行のプランに加えてみてくださいね〜!
※オマケ:ホテルに帰ってからのこと
おまけですが、その日ホテルに帰った後に飲んだビールが最高でしたw
特にこれ。

運動した後のビールは最高ですな!
やっぱ体を動かした後のビールは美味しすぎでした!(^^)
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