今回の記事では、「飲みにくい味のビールの紹介」をしております。
決して「不味い」とは書かないところがポイントです。
味の違いはビールの個性の違いですから!
ビールの味が美味いか不味いかは人の味覚によってそれぞれですし、僕自身も「不味い」とまでは思わなかったもので・・・
それよりも、飲むのに時間がかかったものや癖がありすぎるものをピックアップしてみました。
手に入りやすいものも入りにくいものもありますが、よかったらお読みくださいませ。

ワインや焼酎よりやっぱりビールでしょ!あなたがビールを飲むべき5つの理由
『ワインとか焼酎とか、他のお酒よりビールがいい理由は何なの?』 こう質問されると、ワインや焼酎などと比べてビールの何が良いのかすぐに答えられますか? 普段からビールが好きで飲んでいるビール党のあなたも、案外即答できないのではないでしょう
飲みにくいビールはアルコール度数の高いものが多い
今回紹介しようと思ってピックアップしたのは全部で6種類あるんですが、どれも全体的にアルコール度数が高いビールのような気がします。
ということは、度数の高いやつほど飲みにくい味になってるということになりそうですが、そういうわけではありません。
例として、このランキングとは無関係ですが、海外の有名なビールでベルギーのCHIMAY(シメイ)というビールがあります。
製法によって4種類のCHIMAYがあるんですが、アルコール度数5〜9%のものがあります。
中でも一番高い9%のビールは、正直「美味い」です。
フルーツのような味のする飲みやすいビールです。
(だからヤバいんですがw)

ベルギーのシメイは度数が高くても飲みやすいです。危険です。
他にもアルコール度数は高いけど飲みやすいビールというのはたくさんあります。
冒頭でもビールの個性ということを書きましたが、アルコール度数ももちろんユニークな特徴の一つだってことをご理解を。
冒頭でもビールの個性ということを書きましたが、アルコール度数ももちろんユニークな特徴の一つだってことをご理解を。
今回はたまたま、そういうビールが多くなっただけですので!
そしてどれも甲乙つけがたいので、あえてランキングにはしませんでした。
よかったらご自分の目と鼻と舌で確認してみてください!
というわけで、順番にご覧下さい♪
① ORVAL(オルヴァル)はスパイシーで飲みにくい
最初はベルギーのビール「ORVAL」です。

修道院で作られていたビールです。
これはベルギーにあるオルヴァル修道院というところで製造されているトラピストという種類のビールです。
トラピストビールは先ほど紹介したCHIMAYが発祥と言われています。
ベルギーの修道院では修行期間中に断食をすることがあったそうです。
断食なので当然食べ物を口にすることはできないのですが、長期間の断食では栄養がなくなり危険です。
そこで修道院ではお水の他に、ビールを飲むことは認められたそうです。
断食中にビールを飲む・・・
考えられませんね、そんなハッピーなこと。
というか、相当空腹の状態でこんなビール飲んだら倒れますわ!
ベルギー人おそるべしです。
ちなみに日本に入荷する時は通常賞味期限の表示が必要なのですが、このビールは賞味期限がかなり長く設定されていて、確か10年くらいあるんですよ。
ただこれは賞味期限を設定しないといけないから書いているだけで、実際は存在しないということです。
というのも、このビールはワインのように熟成していく過程を楽しむもので、製造年とそれを開栓したときによって、口にするときの味や香りが全然違うそうです。
僕は数本飲みましたが、正直あまりわかりませんでしたw
いつもその前に酔っ払ってたからかなぁ・・・
スパイシーな香辛料のような味とオレンジっぽい味、その他の味が混ざり合って、なんだかスパイシーなコーラっぽい味に感じたんですが・・・
僕の舌が未熟すぎるんでしょうかw
アルコール度数6.2%なので、普段口にするアサヒやキリンなどのメジャーなビールと比べたら少し度数が高いです。
てか、飲みにくいです。
② Optimator(オプティメーター)は飲みにくいレーズン味!?
次はドイツのSPATEN(シュパーテン)という醸造所の作るOptimatorというビールです。

こちらはドッペルボックというスタイルで、一言で言うと「非常に濃い」ビールです。
ボックというのは通常のビールの作り方ではなく、製造過程でアルコール成分を濃縮したものなのですが、ドッペルというのは「2」、つまり2倍という意味。
ドッペルゲンガーなどの「ドッペル」ですね。
(ドッペルゲンガーを知らない人もいるかもしれませんけど)
なので通常のボックよりもさらに2倍濃いという意味に捉えてもらって大丈夫かと。
ちなみにアルコール度数は7.2%です。
さっきのORVALよりもさらに高いです。
風味ですが、一応公式には「レーズンやプルーン、蜂蜜のような味わい」と書いてあるものも見かけます。
が、僕にはそうは思えませんでした。
なんというか、表現しにくいんですけど、てか言いにくいんですけど、
「油」
みたいな味というか、口当たりというか・・・
とにかく飲むのに相当時間かかりました。
このとき別で作業しながらだったというのもあるんですが、1時間くらいかかって飲み干したはずです。
何かの気の迷いがなければ、次は選ばないと思いますw
チャレンジャーなあなたは、ぜひお試しを!
(美味しいという人ももちろんいますのでご安心をw)
③ VooDoo(ブゥードゥー)は超絶苦くて飲みにくい
こちらはハワイで購入したビールです。

見た目にもおそろしいラベルです。味もおそろしい。
アメリカンスタウトというスタイルのものなんですけど、とにかく苦い。
苦すぎる。
スタウト自体はGUINNESS(ギネス)に代表されるコーヒーのようなロースト感がウリのスタイルなんですが、このVooDooはその苦味の極みというか、「もはやビールじゃねぇ」って感じでした。
アルコール度数は8.5%もある、れっきとしたお酒(ビール)なんですけどね。
現在日本では手に入らないかもしれませんが、もし海外に渡航された際に見かけたらぜひ購入して飲んでみてほしいです。
なんならミルクなどを入れてカフェオレっぽい感じのカクテルにしても美味しいと思います。
やったことないから想像ですけどw
④ AVENTINUS(アヴェンティヌス)はプラム味が濃すぎて飲みにくい
4つ目のこちらもさっきのOptimatorと同じボックの種類です。

ドイツのビールはカッコイイです。
ただし、今度はドッペルよりもさらに1.5倍、つまり通常のボックより3倍濃いボックです。
トリペルボックとかアイスボックとか言われますが、どっちにしても通常のボックよりも3倍も濃いものであるのには変わりありません。
ま〜ぁ飲みにくいですわ!
飲もうとしても飲もうとしても、全然進まない。
かなり飲んだのに、「まだこんなに残ってるの!?」というくらい進まなくて、こちらも1時間以上かかって飲み干しましたね。
「ビターアーモンドを連想させる熟したプラムの香り」だそうなんですが、濃すぎてわかりませんでしたっ!!
食後にデザートをおつまみにして飲むのが公式サイトのおすすめみたいですよ。
(クリックは二十歳になってから!)
ちなみにアルコール度数は驚異の12%!
逆にこれが美味しすぎてぐいぐい飲めたら危険かもしれないです。
安心しましたw
⑤ チョコベアビアは合わせるフードが思いつかない
いちおうボトルに描かれているクマのイラストはテディーベアーのようです。

可愛いテディさんが苦味をまとって待ってますよ〜。
このビールはその名の通り「チョコレート」の風味のビールなんですけど、結構苦いんですよね。
画像の「ベア」の「ア」の下にちっちゃく「ビター」って書いてるの見えますか?
ビターチョコを食べたことのある人はわかると思うんですけど、その苦味の感じがするビールなんですよ。
ということはコンセプト通りにしっかり作られているということなので、それは素晴らしい仕事をしているんだってことですよね。
ただし、まぁ、飲みにくいんですよ!
一体何の食べ物とペアリングすればいいのかわからんのです。
ビターじゃないチョコくらい甘ければ他のスイーツをおつまみにして飲むのも良いのかもしれないんですけど、なんせビターなんでどうすりゃいいのやら。
とあれこれ考えなくても、普通にスイーツでも食べながら飲めってことなんでしょうね〜。
完全に太りますがね!!!
アルコール度数5.1%なので他のと比べると抑え気味です。
⑥ Organic Hibernator Export Oatmeal Stoutは健康志向のスタウト!?
最後に紹介するのがこちら。

ラベル可愛くないですか?
名前が長すぎるのですが、正式名称は
「Organic Hibernator Export Oatmeal Stout」と言います。
※ちなみに読み方は、
「オーガニック ハイバネーター エクスポート オートミール スタウト」
です。
醸造所名は「Black Isle Brewery」でスコットランドのビールメーカー。
アルコール度数7%でこれまためっちゃ苦いビールです。
こちらは商品名に「オーガニック」「オートミール」とあるように、こちらの方がやや健康志向なスタウトですね。
どっちも苦いけど。
てか、これだけ苦くてアルコール度数高かったら健康志向も何もないですけどね〜。
購入当時はラベルが可愛いと思ったので買ってみましたw
スコットランドなどイギリスのあたりは昔からスタウトなどエールの文化です。
僕は特別にイギリスが好きなわけではないんですが、クラフトビールを初めて口にしてからは、できるだけエールスタイルのものを選んで飲んでいます。
その中でも、今回は紹介できませんでしたが「IPA」というスタイルと、この「スタウト」のスタイルが好きなんです。
で、珍しいものを見るとついつい買ってしまうんですが、中にはとんでもないモンスタービールと出会うこともあるという・・・
ま〜これが一期一会の出会いのようで楽しいんですけどね(^^)
まとめ
今回紹介した6種類のビールのなかに、ご存知の銘柄はありましたか?
最初のORVALはわりと手に入りやすいと思います。
リンクをつけたアマゾンや楽天で購入するもよし、近所に輸入ビールを取り扱っているお店があればそこで購入するもよしです。
ただし、飲んでみてどんな味わいを得ることができるか、それは保証できませんがw
僕個人的には「飲みにくっ!」って感じましたけど、実際僕の目の前で「美味しい美味しい」と言って飲んでいた人だっていますから、その感覚っていうのは千差万別だな〜と本気で思いました。
僕自身は食べ物の好き嫌いがないのですが、飲みやすいか飲みにくいかの違いくらいはあってもいいですよねw
色々と新しいものを開拓して、人生の経験値を増やしていきましょ〜!
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