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『ただ文字を目で追っただけ』の読書から脱出!意味のある本の読み方を学ぼう!(本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール)

「本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール」

  • タイトル:本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール
  • 著者:園善博
  • 出版社:KADOKAWA:中経出版
  • 発行:2015年8月27日
  • ページ数:224ページ

「本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール」とは

著者の園さんは「速習」というセミナーを主催する方で、驚くべきは読書の経験自体がほとんど無いところからスタートしているというもの。

略歴によると、

  • 32歳から多読を始める(←それまではほとんど読書をしてこなかった!)
  • 約13ヶ月で日本語・英語を含め250冊以上もの専門書籍を読破
  • 世界最速で8000人の受講者を達成するカリスマ講師になる
  • 高額セミナーにもかかわらずいつもキャンセル待ち
  • セミナーは著名人や著者を多数輩出する「伝説のセミナー」と呼ばれる

とのこと。

僕も本は好きで時間さえあればけっこう読んでいる方だと思いますが、園さんは次元が違いました。

ひかる
ひかる
そもそも英語の本は読めないっす。

そんな伝説のセミナー講師である園さんが書くのは、やはり読書についての本。
これは期待が持てそうです。

本のタイトルと赤色の表紙本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール

本を読んでいる人の悩みはみんな同じ

僕も本をよく読みますが、実は本著「本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール」の冒頭で語られている悩みの代表例が当てはまっています。

それは、

  • 本を読んでも読んだ先から忘れる
  • 内容を聞かれても「面白かった」以外に思いつかない
  • 話題の本を読んだけど言葉が難しすぎて頭に入ってこない
  • 本を読むのが義務のように感じられて読む気にならない
  • そのうち読むだろうと思って本を買っても結局積読になっている

などの悩み。

いや、これらについて実際に悩んだことすらない(悩みに気付いてすらいない)というのが本音かもしれません。

けどそれって本当に「本を読んだ」ことになっているのでしょうか。
読んで、理解して、実践できて、初めて「本を読んだ」ことになるのでは?

園さんによれば、これらは読書に慣れていない『読書初心者』にありがちな悩みだそうです。

ひかる
ひかる
・・・自分が読書初心者とは思っていなかったです。

読書初心者は、まずは自分に合った本から読み始めないといけません。

また、「読みたい本=読める本」ということにはなりません。
自分の理解度が追いついていない本は読める本とは言えないんですね。

特に全く知識のない分野を勉強するなら、

  • できるだけ平易な文章で書かれ
  • 文字が大きく
  • イラストがたくさんある入門書

のような本からスタートすると、早く読めて挫折しにくいのだそうです。

ひかる
ひかる
「マンガでわかる〜」のシリーズなどは、特にわかりやすい入門編としておすすめです!

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自分に合っている本の見抜き方3ステップ

自分に合っている本かどうか分かれば、本選びに失敗しなくて済みますよね。
これを確認するための方法が3つのステップで解説されています。

  • タイプの違う本を3冊用意する
    (仕事関係の本・ビジネス書・小説、など)
  • 15分だけ読む
  • どれだけ思い出せるかテストする
    (書かれていたことを声に出して話してみる)

これを3冊ともやってみて、本ごとの理解度の差を確認します。
当然、自分が興味のある分野や内容をよくわかっていた本が、自分に合っている本だと言えるでしょう。

もちろんこれは「今現在の自分」に合っているものなので、これからいろんな本を読んだり人生経験を積むことで変わってくると思います。

また、本の内容が思い出せないのは記憶力が悪いとか頭が悪いとかではなく、今の自分に合ってないだけだと考えることが大切ですよ。

園善博氏がおすすめする3種類の読書方法

この本の中では著者の園さんが3種類の読書方法について解説されています。

  • スキミング・リーディング
  • ターゲット・リーディング
  • トレーシング・リーディング

それぞれ目的が違うので、本の内容や読むときの環境によって使い分けるのが大事です。

スキミング・リーディングとは

スキミング・リーディングとは、「勉強したいテーマやジャンルの概要を知ること」を目的にした読書法。

今までに勉強したことがない新しいテーマについて学ぶ時は、広く浅くで構わないので、知識の土台を作るのが大事だとのこと。

重要だと思ったところや気になる箇所を中心に飛ばし読みをしていきましょう。

ターゲット・リーディングとは

ターゲット・リーディングとは、「勉強したいテーマやジャンルの詳細を知ること」を目的にした読書法。

勉強しているテーマについて、ある程度の知識を持っているときに使います。

勉強中に「これはどういう意味だろう」という疑問が生じたときや、知らない言葉の意味を調べるときに適していて、事前に質問を設定し、その答えにつながりそうなキーワードの周辺を読んでいきます。

トレーシング・リーディングとは

トレーシング・リーディングとは、「本を最初から最後まで読み通す『通読』をすること」を目的にした読書法。

スキミング・リーディングとターゲット・リーディングは自分にとって必要なところだけを抽出するやり方なので、どうしても読み残しがでてしまいます。
読み残しが気になる方や、小説・エッセイなど読み飛ばすと内容が分からなくなる本を読むのに適した読書法です。

指やペンで文字をなぞりながら、最初から最後まで読んでいきます。

ひかる
ひかる
上記3種類の読書法を使い分けて、本を読み進めていきましょう。

インターネットで本を買うときのコツについて

今はネットで何でも購入できる時代です。
僕もAmazonや楽天市場で、本に限らずいろいろなものやサービスを購入することが多いです。

実際の店舗へ足を運ぶ方が、本を見比べたり内容を確認できたりするので良いと思います。(長時間の立ち読みはダメ!)
とは言ってもインターネットで購入するケースが多いのもまた事実。

こういう場合に使える3つのコツについても紹介されていました。

できるだけ目次をチェックする

Amazonや楽天の商品ページで目次の確認ができればそれをチェックします。
目次はその本の説明書のようなものなので、自分の知りたいことが書かれていそうな見出しになっていれば、購入する価値があるという判断材料になりますね。

また、Amazonや楽天でも目次が載っていないものもあります。
そういう時はGoogle検索などで本のタイトルを入力してみましょう。

意外と個人ブログに書かれているケースもあり、参考になるんだそうです。

個人のブログやカスタマーレビューは気にしない

Amazonなどのサイトや個人ブログで目次のチェックをしても、カスタマーレビューや感想は気にしてはいけません。

あくまでも個人の感想であり、自分の意見や考え方、レベルや環境の違う人のものは参考にならないからだそうです。

また、ランキング形式になっているものも同じで、必ずしもランキング上位のものが自分に合っているというわけではないのを知っておきましょう。

ひかる
ひかる
読書自体に慣れている人なら、レビューを見て判断できるようになるんだそうですよ。

気になる著者の本を買うときの参考にする

サイト内の検索ボックスに著者名を入力すると、既刊本が一覧になって表示されます。
出版日順などに並べ替えることもできるので、気になる著者がいる時は重宝しますね。

こういう時はとりあえずレビュー数の一番多い本を古本で購入し、気に入れば新刊の購入を検討してもいいと思います。

読んだ本の内容を忘れずに得た知識を使いこなすのが大事

本は「ただ読んだだけ」では何も効果がありません。
内容を理解し、得た知識を実践して初めて意味があります。

そのためには内容を忘れないようにするのが不可欠ですよね。

以下は内容を忘れない読み方の基本4ステップです。
参考にしてみてくださいね。

  1. 目次を「1章分だけ」読む
    制限時間は2分。
    繰り返し読んで目次の内容をしっかり覚えること。
    大まかに本の内容を掴む予習効果を得るため。
    (メモを取ってもOK)
  2. パラパラ読みをする
    1章の本文をパラパラ読みする。
    (読むというより「眺める」という感覚)
    見開き(2ページ)あたり2〜5秒のスピードでページをめくり、内容が頭に入ってこなくてもかまわない。

    脳には「プライミング記憶」と呼ばれる記憶があり、一瞬でも読んだり見たり聞いたりした情報はその後の情報に影響を与えると考えられている。
    つまり、『一度見たものは二度目は見やすくなる』という効果。

  3. 15分間リーディングをする
    1章分を15分間だけ読んでみる。
    途中までしか読めなくてもかまわない。
    要点をメモしながら読むと情報が整理されて記憶に残りやすくなるのでおすすめ。
  4. 本の内容を5分間話してみる
    内容を忘れてしまうのは得た知識を振り返る練習(アウトプット)をしていないから。
    本を読んだら内容を人に伝えるようにする。
    人に話すことで、理解できているところとできていないところをチェックする。
    話し相手がいなくても、目の前に人がいるつもりで5分間、声に出してみる。

以上の基本の4ステップは「読んだ内容を忘れないで思い出せる状態にする」ための練習方法です、
これはなんと、【週に2回、1回30分】行うだけで大丈夫なんだとか。

本を読む時間が無いという「忙しさを理由に本を読まない人」は、たとえ時間があっても本は読みませんよね。
本を読む時間がないのではなくて、読む時間を作っていないという表現の方が正しいと思います。

意図的に読書の時間を作らない限り読書習慣は身につかないということですね!

この基本の4ステップは、30分あればやり切ることができます。

  • 目次を読む=2分
  • パラパラ読み=4分
  • 本文を読む=15分
  • 人に話す=5分

まずは週に2回、1回30分だけがんばってみましょう!

本は1冊丸ごと読まなくても大丈夫!

多くの人が、最初から最後まで読み通さなければ本を読んだことにはならないと考えているようです。
実際、僕自身もそういうふうに考えている節はあります。

しかし読書の1番の目的は「自分の知りたい知識を学ぶこと」であり、本を1冊読破することではありません。
全ページ読んでも内容を覚えていなければ、それは「文字を目で追っただけ」だけですよね。

極端な話、もし知りたい内容が最初の1ページ目に載っていてそれを人に話せるくらい覚えれば、のこりは読まなくてもいいくらいなんです。

全ページ読み通せなくても後ろめたさを感じたり自分を責める必要は全くないことを知っておいてくださいね。

ひかる
ひかる
僕は「せっかく買ったのだから全部読まないともったいない」と思ってしまっています・・・(貧乏性)

「本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール」のSNS上の反応

「本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール」について、SNS上ではどのように書かれているのかをピックアップしてみました。

やはり、読書をしてはいるものの、本をうまく使えていない人が多い印象です。
この本を読んだ後は、著者の言う通りに実践してみたくなりますね!

批判的読書法で自分なりの考えを身につけよう

著者の園さんは「批判的読書法」という方法で、本の意見に流されず自分なりの考え方を身につけようという提案をされています。

批判、というと本の内容に文句をつけるようなイメージですが、もちろんそうではありません。

「なぜそうなるの?」「どうして?」と何度もツッコミを入れながら読むことで、本の著者と対話するように読み進めていく読書方法なんです。

そうすることで著者の思いを正確に読み解き、そこから自分は何を考えどう行動するべきかを探し出すことができます。

ひかる
ひかる
さらっと読むだけでは物事の本質にたどり着くことはできないんですね〜。

批判的読書法を行うための8つのステップをマスターしよう

批判的読書法は8つのステップで構成されています。

以下がその8ステップですので、一度実践してみてください。
最初は時間がかかってもどかしいと思うかもしれませんが、1冊の本について深く考える癖をつけると、その後の人生にもずっと生かされることにつながります。

場合によってはそれが人生を左右するくらいの決断につながるかもしれませんよ。

まずは1冊のノートを書き込み用に準備してください。
また、複数の本を同時に読み進めることで、自分の中に知識がたまり、様々な意見が出るようになって良い効果を期待できますよ。

  1. テーマを決める
  2. 目次を読む
  3. パラパラ読みをしながら本の内容や著者の考えをまとめる
    →気になった点や心に残った点を箇条書きでも良いのでメモしていくこと。
  4. 本を読みながら疑問点を書き留める
    →意味のわからない言葉、著者の考え方など何でも良いので、読んで理解できなかったこと全てを書き出す。
    もし疑問が湧かなければ、疑問が湧くまで保留。
    『もうこれ以上ない』と言い切れるまでは次のステップへ移らないこと。
  5. 同意できる点、同意できない点を書き留める
  6. 本の内容や著者の考えについて文章にまとめる
    →これまでメモしてきたことを一つの文章にまとめる。
    長々と書くのではなく、ツイッターのようなSNSのコメント欄に書く文章のイメージで短く、簡潔に。
    同意できる点、できない点の両方を踏まえて総合的な評価を下すこと。
  7. 自分の考えを箇条書きにする
    →⑥の内容を踏まえ、自分ならどうするかを書き出していく。
  8. キーワードや重要語彙のリストを作る

以上の8ステップを行うことで、その本の真の内容を理解し、また自分の中でも本当の意味で理解できた状態に近づくことができるようになります。

最初のうちは慣れないため、1〜8のステップを3日くらいかけてやっていきましょう。
(もともと知識のある分野なら4番目の「本を読みながら疑問点を書き留める」ところからのスタートでもOK)

慣れてきたら、全ての項目を1日でやってもいいと思います。

批判的読書法を続けていくと、「自分はこれについては誰にも負けない」という専門分野ができてきます。
と同時に、その分野の中で情報の欠けている部分をもっと知りたいという欲が生まれます。

これこそが冒頭に書いたような、今の自分に合った本を読めるようになる方法なんですね。

ひかる
ひかる
全ての本について批判的読書法を行うのが理想ですが、自分の中で「この本は!」と思った本について実行してみるのがいいと思います!

まとめ:読書はコスパの良い人生投資になり得る!

読書は経済的な豊かさに直結します。
「結果を出したい」「自分を変えたい」という目的意識を持って本を読むかどうかで、その成果は当然変わってきます。

また、本を読むことで

  • 性格が明るくなり仕事がうまくいった
  • コミュニケーション能力が身について友人が増えた
  • おどおどしていた性格が変わり、人前であがらずに話せるようになった

などの変化も起こります。

読書は年収だけでなく、コミュニケーション能力を高めて友人を増やし、人間性を高める効果もあるんですね。

また、読書初心者はどんな本を選んだら良いのか分からないことが多いと思います。
そういう場合は、とりあえず話題の本を選んでみましょう。

しかし、おそらく最後まで読みきれないと思います。
それは自分が話題にしていた本ではなく、他人(やメディア)が話題にしていたものだからです。
興味が湧かない本はいくら話題になっていても読めないものなんですね。

こうして【今の自分には読む必要のない本がある】というのを知ることがで大事です。

このような経験を少しずつ積むことで読書初心者から脱出し、本を使い倒せる上級者を目指してみましょう♪

ひかる
ひかる
本から得られる知識や経験はとてもコスパが良いものです。
僕も今後も本を読み続け、内容を実践していきますね!

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